【豆知識】知っておいて損はない!海外の妊娠に関する数字と英語

一昨年アメリカで出産した著者ですが、驚いたのは日本とアメリカでの妊娠に関する諸々の数字の違いがあることでした。また、自分が妊婦の立場にならなければ知らなかった英語の表現なども数知らずありました。そこで今回は、老若男女問わず知っておいて損はない『妊娠に関する数字や英語』をご紹介したいと思います。

日本とアメリカでは妊娠月数の数え方が異なる?

日本では赤ちゃんは『十月十日』で生まれてくるものと考えられています。つまり、臨月は妊娠10ヵ月目。この概念が世界の常識と思いきや、そうではないのです。著者もアメリカで妊娠後に知ったのですが、アメリカでの妊娠月数の数え方は日本のそれとは異なっているのです。アメリカでは、妊娠月数は9ヵ月。だからといって、アメリカ人が日本人より妊娠期間が短いわけではありません。日本とアメリカの妊娠月数に1ヵ月の差がある理由は、妊娠週数の数え方の違いなのです。日本では妊娠期間である40週を4週間ごとにカウントします。一方、アメリカでは最初と最後に限っては6週間とカウントするのです。ヒュー・グラント主演の妊娠・出産ドタバタコメディー映画に『9ヵ月(9 Months)』があるのをご存知ですか?アメリカをはじめとする欧米諸国では、この題名にピンと来るものがあるのでしょう。しかし、『十月十日』の日本人からすると、一体何を意味するのか分からなくても無理はないですね。

妊娠初期・中期・後期は英語で何と言う?

日本では妊娠期間を、初期・中期・後期と3期に分けて考えます。これに関しては、アメリカも同様です。しかし、妊娠月数がそうであるように、こちらの考え方も日米で若干相違があります。

<日本>

妊娠初期 0~15週
妊娠中期 16~27週
妊娠後期 27~28週

<アメリカ>

妊娠初期 1~12週
妊娠中期 13~27週
妊娠後期 27週~40週

ちなみに、英語では妊娠初期をファースト・トライメスター(first trimester)、妊娠中期をセカンド・トライメスター(second trimester)、妊娠後期をサード・トライメスター(third trimester )と呼びます。日本では安定期にあたる妊娠中期に職場に妊娠報告をする人が大半ですが、アメリカでも同じ傾向にあります。

妊娠周期は週数で言い表すことが多い

アメリカでは、妊娠期間は『週数で』言い表すのが一般的です。以下、妊婦に妊娠期間を尋ねる場面での英会話をまとめてみました。

<妊娠期間を尋ねる>

How far along are you ( in your pregnancy )? (妊娠してどれぐらいですか?)

<妊娠期間を答える>

I am 25 weeks along.(25週目です。)

<予定日を尋ねる>

When are you due? / When are you expecting?(予定日はいつですか?)

妊娠期間を尋ねるなら手短に、How far along? とだけ言うこともあります。How many weeks?と尋ねるのも厳密に言うと誤りではありませんが、少し直接過ぎる感じです。How far along?の方が、より英語っぽく自然な響きがあります。予定日を尋ねるのには、When are you due?が最も一般的です。ちなみに、著者は、妊娠中お腹が目立つようになると、いつもに増して多くの人から話し掛けられました。顔見知りでない人や年配の人には、When are you expecting?と、丁寧な感じで尋ねられることが多かったです。

おわりに

妊娠にまつわる数字が、内容は同じでも言い方・考え方が日本とアメリカではこんなに異なるなんて、興味深いと思いませんか?最後に注意したいことを一点。妊娠は人によっては大変繊細な話題になりえます。いくら欧米人がストレートに発言するからといって、親しくもない人に対していきなりAre you pregnant?と訊くのはご法度です。誰がどう見ても妊娠しているだろうという状況であるなら別として(それでも、単に太っただけという場合もあります…)、セクハラとして訴えられかねませんので、そのての質問をするときには細心の注意を払ってください。

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Written by Oilvia

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