あなたは大丈夫?電話での英会話が難しいと感じる理由 5選

英語学習初級者や中級者にとって、電話での英会話はハードルが高いといわれています。著者は在米12年になりますが、実は未だに電話はどちらかというと苦手です。では、電話での英会話が難しい理由は一体何なのでしょうか?主な理由を5つご紹介します。

相手がどんな人物かわからない

理由は至ってシンプルです。電話を取る相手が事前にわからないことは不安材料になります。日本語で電話を掛けるときでも、初めての相手や不特定の相手が出ると予想される場合は少し緊張しませんか?それが相手が日本語を話さない外国人で、なおかつ知らない相手となるとなおさらです。

相手がどんな英語を話すのかわからない

多民族が暮らすアメリカでは、電話に出る相手が必ずしも英語のネイティブスピーカーとは限りません。特に移民が多いカリフォルニア州などでは、英語の非ネイティブスピーカー同志が英語で話すことは日常茶飯事。英語の非ネイティブスピーカーが話す慣れない聞き取りは、電話での英会話をさらに困難にすることもあります。

最近では人件費削減のためにカスタマーサービスを外注している企業が珍しくなく、電話を受けた相手がインドにいるインド人ということも。相手が英語のネイティブスピーカーだったとしても、慣れない南部の州の訛りが聞き取り辛いこともあります。また、話し手が男性か女性でも聞き取りやすさ・聞き取りにくさがあるようです。ちなみに、著者の場合は女性の高音より男性の低音の声の方が聞き取りやすいように感じることが多いです。

相手の声だけを頼りに話を理解する必要がある

対面で英語を話す利点は、相手の表情や声のトーン、身振り手振りなどのジェスチャーからも話の内容を理解するヒントが得られることです。また、相手の顔が見える(人となりがわかる)だけでも安心感が違います。

電話での英会話が難しいのは、相手の声だけを頼りに相手が言ってることを理解し、言葉だけで自分の言いたいことを相手に理解してもらう必要があるからです。対面の場合、最悪のケースで筆談もできるでしょう。しかし、電話の場合はお互いの意思疎通が図れないとお手上げ状態になってしまいます。

相手が英語の非ネイティブスピーカーに慣れているかにもよる

英語の非ネイティブスピーカーが特に多い市町村に暮らす英語のネイティブスピーカーは、非ネイティブスピーカーの話す英語に比較的慣れている人が多いという印象を受けます。ある意味、完璧ではない英語に寛容で理解力(推理能力?)にも長けているといえるでしょう。一方で、職場でも私生活でも英語の非ネイティブスピーカーと接する機会がない・少ない人の中には、非ネイティブスピーカーの英語に戸惑ったり、頭から拒絶反応を起こす人もいます。

たとえば、著者は会話中に『え?何て言った?』と何度も聞き返してくる人にまれに遭遇することがあります。その人以外では職場や日常生活で用事をこなすときにはまったく問題なく、しかも同じ英語を使っているので、少しモヤモヤしてしまいます。しかし、そのような場合は自分の発音やイントネーションにまだまだ改善の余地があることを軽く反省しつつも、『この人は非ネイティブスピーカーの英語に慣れていないんだろうな』とか『この人の聞き取り能力に問題がある(耳が遠い?)のかも?』と思って落ち込まないように心がけています。

電話の声はそもそも聞き取り辛いものである

電話で聞く相手の声は、対面で話すそれと比べると聞き取り辛いものです。電波や通信の問題で相手の声が小さく聞こえたり、声がこもって聞こえたり、混線やハウリングしていたりすることも珍しくありません。

最後に

電話での英会話が難しいと感じることはまったくおかしなことではなく、ちゃんとした理由があるのですね。次回は、電話での英会話を克服する・苦手意識を軽減させる方法をご紹介します。『脱!苦手な電話での英会話:7つの克服する方法

Written by: Olivia
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