外国人の彼があなたに「I love you.」を言わない訳

英語圏の男性は、愛情表現が豊かで、簡単に恋人に「I love you.」と言っているような印象がありませんか? 確かに、『あるレベル』に到達した 恋人には「I love you.」を言うのですが、恋愛初期段階においては、言うことはまずありません。英語圏の男性とお付き合いを考えているあなた。彼らの国の恋愛作法を理解して臨むと、後に悶々と悩まずに済むかも知れません。

「LOVE」は、一山100 円! 「LOVE」の大安売り?

英語圏の男性は、loveと言う単語を余り使わないのかと言うと、これが日常的に使いまくりです。一般的に、自分の家族や、本命の恋人や動静相手、子供や孫、友達、ペット、好きな芸能人、好きな食べ物に対しては、loveを使用するのには全く躊躇なく、出し惜しみしません。「I love Lady Gaga!」や「I love ice cream!」 など、そんなところにもloveを使うんかい?と突っ込みたくなるほど、loveの大安売り状態です。

交際中の女性に「I love you」と言う時は、腹を括った時

ところが、交際相手に対しては、「I love you.」と言うのは、とても慎重です。彼らが「I love you.」を口にする時は、お互いを思う気持ちが円熟し、お互いが唯一無二の存在だと確信した時です。「I love you.」は、将来を見据えて、今後は結婚前提でお付き合いしようぐらいの、思い意味を持っています。

だからあなたが、相手の男性に好意を示そうとして、お付き合いしてからまだ数週間から数ヵ月しか経っていないのに、「I love you.」と言ってしまうと、相手は驚いてしまいます。言葉に詰まるか、引いてしまう可能性も。あなたの気持ちが重いと思って、「You like me too much!」と皮肉ってくるかも知れないし、「I really like you.」と言葉を選んで返してくるかも知れません。欧米社会は、男女平等と言われますが、初めての「I love you.」は、やはり男性から女性に伝えるのが理想のよう。そう言えば、アメリカの人気ドラマ『Sex and the City』の中でも、長く付き合っている男性(ミスター・ビッグ)が、なかなか「I love you.」と言ってくれなくて、主人公のキャリー が悩むエピソードがありましたね。

すぐに「I love you」を連発する男は大丈夫?

上記を踏まえると、出会って間もないのに「I love you.」と言う男性は、ちょっと胡散臭いと思った方が賢明です。そんな神聖で重みのある言葉を、何故軽々しく言えるのかと、不思議になりませんか?考えられる理由は、1)遊び人で誰にでも言っている(そう言っておけば、喜ぶ女性もいるから)、2)交際や結婚に焦っている(そんなにモテないのか?彼自身に問題があるのかも?)、または、3)根本的に「I love you.」の意味を理解していない(下手すると、愛が何かも分かっていない可能性も?)。勿論、「彼女は運命の人!絶対に結婚する筈!」と、雷に撃たれたかの如くビビッと恋に落ちて、あれよあれよと言う間にスピード結婚・・・と言うケースも稀にあり、全く否定は出来ませんが。

いつ「I love you.」と言うかは、個人によって異なります。比較的早い人もいれば、見極めに長い時間を要する人も。その人が、「I love you.」を言うのに相応しいと思った時が、ベストのタイミングです。でも、かなり長期間お付き合いしているのに「I love you.」と言われない場合は、相手がどう言うつもりであなたとお付き合いしてるのか、見極める必要がありそうです。付き合った長さだけでは、あなたを思う気持ちを量ることは出来ません。

では、「I love you」以外に、どうやって気持ちを表現するの?

loveが簡単に使えないのであれば、必然的にlikeを使うしかないのですが、「I like you very much.」ではちょっと何かが足りないような、白けてしまうような気分になると思うあなた。では、他にどんな表現の仕方あるか気になりませんか。付き合い始めであれば、「I am attracted to you.」、「I am very interested in you.」や、「I want to get to know you better.」、または、「I want to spend more time with you.」で、あたなが相手に友達以上の気持ちを抱いていることを伝えることが出来ます。数ヵ月、良い感じでデートを重ね、デーティング期間も終了しているなら、「You are very special to me.」や「You mean a lot to me.」と、あなたがいかに相手を特別に思っているか伝えられます。信頼関係が出来て来たら、「I am in love with you. 」と言っても大丈夫。ただ、間違っても、日本語で言うところの『好き』を「I love you.」と脳内変換して伝えないことです。

晴れて「I love you.」と言われたら・・・

彼から「I love you.」と遂に言われたら、心の中で大きなガッツポーズです。やっとあなたから彼への「I love you.」も解禁になります。ただ、あなたが彼に「I love you, too.」と返す時は、その言葉の持つ重みを感じつつ、自分の言葉にも責任を持たなければなりません。思えば、日本人相手に、日本語でも「愛している」とは、そう滅多に言わないものですよね。また、映画やドラマの中では、英語圏の男性は、恋人や妻に「I love you.」と言いまくっているイメージがあるかも知れません。しかし、実際のところ、日本人男性が「愛している」と頻繁に言わないのと同様に、英語圏の男性でも、例え恋人や妻にでも「I love you.」と挨拶代わりのように連発しない人もいます。彼らの中では総じて、「I love you.」は軽々しく言うものではないと思っているようです。「I love you.」と毎日言って欲しい人には物足りないかも知れません。でも、そんな彼らが「I love you.」と口にする時は、特別感があると思いませんか?

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written by : Olivia

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