世の中には、「聞き流すだけで英語が話せるようになる」、「たった3ヶ月間で必ず英語がペラペラになる」などといった英語教材があふれています。
地道に英語教材を読んだり、音声CDを聞いたりすることで得られる知識や満足感はもちろんあるでしょう。
でも、実際にそれで英語ができるようになった人に会ったことがありますか?
英会話スクールにしても同じです。
1年以上英会話スクールに通ったのに、全然英語が話せるようにならなくて、モチベーションが上がらず結局やめてしまった。という話もよく聞きます。
だいたいの場合、教材や英会話スクールの内容は疑わずに、自分自身に問題があると思い込み、挫折してしまう方が多いのです。
私は、英語教材や英会話スクールで勉強した結果、英語がペラペラになったという人に会ったことがありません。
もし、英語教材や英会話スクールにお金と時間を費やした分、その結果が伴うのであれば、日本人のほとんどが流暢に英語を話しているはず。
でも、実際はどうでしょう?
ETSが発表した2014年度のTOEFL平均スコアのアジア圏ランキングを見てみると、日本はなんと、30ヶ国中27位!下から3番目という悲惨な結果。。
この結果を見ても、日本人の英語力が低いということは明らかですよね?
時間とお金を費やして英語を勉強したのに、結果が出ない理由、それは英語の間違った学習法にあると思います。
そもそも、日本人は義務教育で英語の基礎を勉強しているのに、なぜ話せないのでしょうか?
それは、日本の英語教育が文法中心の完璧な英文を教えようとしてきたからです。
三人称単数のSが付いていないと、もちろんテストで減点! それは間違った英語だと教え込まれてきたのです。
だから今でも「完璧な英語じゃないと口に出して使うなんてできない。」「間違った英語を話すのが怖い、恥ずかしい。。」と英語を使うことをためらってしまうのです。
よく外国人にDo you speak English?と聞かれて、No! と答えた後、外国人と英語で会話している人を見かけます。きっとその外国人はWhy??と思っているでしょう。
多くの日本人は、片言の英語=英語が話せないという認識を持ってしまっているのです。
英語を話せるようになるには、基本的な知識はもちろん必要です。
でも、実際は文法を勉強したり、単語を暗記したり、フレーズなどを頭に詰め込むといったインプットが中心の学習法ではありませんか?
本当に英語が話せるようになりたいのなら、英語を実際に使う=アウトプットを実践してください!
どんどん英語を使うことで、確実に英語力がUPします!
どうして、英語のアウトプットにこだわる必要があるのかは、また別の記事でお伝えしたいと思います。