昨今の日本では、英語が話せる人なんてもう珍しくないとも言われています。たとえば就職で語学をアドバンテージにするには、英語とプラスアルファでもう一言語ぐらいは必要だとも言われています。しかし、なんだかんだ言っても、やっぱり英語が話せると断然に得することが多いのが事実です。
1)恋愛の可能性が無限大に広がる
日本語しか話さない場合は、必然的に恋愛対象は限られてしまいます。まず、言うまでもなく、日本人。それから、日本語が話せる外国人。日本語しか話せないけど、外国人の恋人が欲しいという方は、ちょっと狭き門だということは覚悟した方がいいかも知れません。法務省によると、2015年の在留外国人数は212万人らしいです(※1)。そのうち、どれだけの外国人が日本語を流暢に話すか…と考えると、自分が英語が話せる方が、外国人との出会いの可能性が大幅にアップします。極端な話、英語が話せると、世界中の英語が話せる独身異性は全員恋愛対象になるのです!婚活や結婚難民が社会現象となっている今、候補の選択肢は多いに越したことがありません。こんなに朗報はないですよね?英語ができると、国際恋愛はもはやマンガや映画だけの世界ではないのです。
2)海外旅行がさらに楽しくなる
もちろん、ツアーに参加しての旅行も十分に楽しめるでしょう。しかし、英語ができれば、単身でも、友達とでも自由に旅行をカスタマイズすることが可能です。英語ができると、自分で問題解決もできるようになるので不安要因が明らかに減ります。自由行動する時間があると、現地の人しか行かないレストランなど、好きな場所に行くこともできます。また、観光先やショッピング中などに現地の人との会話が楽しめます。旅先での『一期一会』は、まさに海外旅行の醍醐味ではないでしょうか?なかには、一期一会どころか、現地の人と友達になるかも知れません。
3)映画が字幕なしで楽しめるようになる
字幕を追いながら映画を観ると、字幕を目で追うのに忙しすぎて、内容が100%頭に入ってこないという経験がある人も多いのではないでしょうか?では、代わり吹き替えの映画を…となると、今度は俳優の声に違和感があって、「なんか、ちょっと違う…」と、ガッカリすることも。実際、字幕や吹き替えには文字数に制限がありますから、訳し切れずに割愛されている情報も沢山あります。また、スラングなど、英語でしか伝わらないニュアンスもあります。特にコメディーは、字幕で見るより英語をそのまま聞く方が断然面白いのです。英語のリズムやスピード、掛け合い、韻を踏んでいるとか、そういった点もストレートに楽しめます。
4)仕事の選択肢が増える
英語が話せると、仕事で活躍できる場が増えます。日本の会社で英語を駆使して海外とビジネスができるし、外資系の会社に勤めることもできます。それどころか、海外で就職することも夢ではありません。また近年、国際化の波に乗り遅れず積極的に海外展開していくためには、英語を強化する必要があると考えている企業も出て来ました。楽天やユニクロを展開するファストリテイリングなどの企業は、社内での英語公用化を発表したのはみなさんの記憶に新しいと思います。そして、採用・昇給・昇進・海外赴任にTOEICの点数を求める企業も珍しくはありません。全社員にTOEICを受験させ、高得点を取った社員にはボーナスを与える企業も。英語ができるだけで、個人の評価やキャリアアップに直結するのです。
5)英語の歌詞が、ダイレクトに理解できるようになる
洋楽が好きだけど、CDに付いている和訳がなければ、何を歌っているのか理解出来ないという方はいませんか?英語が出来ると、歌詞を耳から直接聞き取れるようになって、曲を聴くときのテンションや思い入れも違ってきます。ハードロックやメタルの曲の中には、何を歌っているのか(叫んでいるのか?)非常に分かりにくいものもありますし、訛ったりスラングが多用されている曲もあります。ですので、英語の歌詞の内容を理解するのは、字幕なしで映画を観るよりも難しいかも知れません。だからこそ、英語の歌の意味がストレートに頭に入ってきたときの喜びもひとしおです。ただし、英語で理解出来るようになったら、自分が好きな曲が実はとんでもない(くだらない・エロい・特に意味がない…)内容だと分かってガッカリだということもありますので、あしからず。
6)巷に溢れる莫大な情報が手に入る
日本語は素晴らしい言語ではありますが、インターネット上に溢れかえっている情報の多くは、やはり英語で書かれているのが主流です(さらに、中国語ができると、向かうところ敵なしです)。事実、インターネット上の英語の利用率は圧倒的で、2015年では全体の26%も占めているのです。(※2) 日本語は3.5%ですから、この数字は約7倍に相当します。英語は最も影響力のある言語の堂々1位。一方、日本語は4位ですから、納得の数字ではあるかもしれません。特ダネや重要な情報は日本語に訳されますが、世の中に出回っているすべての英語の情報を日本語へ訳すのは不可能です。したがって、どうしても日本語で入手出来る情報数が限られてしまいます。しかし、日本語で探せない情報でも、英語なら沢山出てきます。ニュースや社会情勢、学術的な分野だけではありません。好きなミュージシャンの海外でのインタビューもYoutubeの動画など、英語でしか楽しめないエンターテインメント情報もあります。なんだかんだ言っても、やはり英語って世界の共通言語なのは認めざるを得ません。
また、書物や文献もインターネットと同様の理由で、日本語で閲覧できる数は限られています。日本語に翻訳されるのをイチかバチかで首を長くして待つよりも、英語の原文を読む方が手っ取り早いですよね。ペット・セメタリーやグリーン・マイルでも有名なアメリカのホラーの巨匠スティーブン・キングの熱烈なあるファンが、『本国で発売された新刊をすぐに読みたいから、日本語翻訳版が出るまで待てない』という理由で、英語学習に燃えたという話を耳にしたことがあります。確かに、原文で読めると、タイムラグがほとんどないのですから、彼にとっては英語は趣味を充実させる最強のツールになります。
7)憧れの俳優やミュージシャンと話せるかも?
外国人の映画俳優や洋楽のミュージシャンを、雲の上の人たちと思っていませんか?いや、確かに手の届かない雲の上の人たちではあるのですが、英語が話せると少なくとも彼らが私たちと同じ『普通の人間』だということがよく分かります。ロサンゼルスに暮らしていると、セレブやミュージシャンにバッタリ出くわすことも珍しくありません。また、小さいクラブでライブがあるときは、ライブ前やライブ後にミュージシャンと話をする機会に恵まれることもしばしばあります。英語が苦手だと、彼らに『一緒に写真を撮ってください』とか『大ファンです!』と伝えることが精一杯でしょう。でも英語に問題がなければ、それ以外の話も出来るかも知れません(彼らの機嫌や性格にもよりますが…)。そして著者の経験上言えることですが、語弊を恐れずに言いますと、彼らがより身近に感じられます。以前、思春期の真っ只中恋に焦がれたミュージシャンと、成人してから会話するチャンスがありました。実際に話してみると、『なんや、特殊な業界にいるだけで、普通のお兄ちゃんやな…』という印象を受けました。英語が話せないときは、英語を話す外国人ミュージシャンを半ば神聖化していたのですね。既に夢見る乙女から卒業して久しい年齢でしたので、ショックとか夢が壊れたとかではなく、良い意味で現実を見た経験でした。
8)外国人と友達になれる
英語のネイティブスピーカーだけでなく、非英語圏の人たちとも、英語という世界共通言語を通じて友達になることができます。今日では、たとえ日本から一歩も出ることがなくても、外国人との交流は可能です。なぜなら、インターネットやSNSを通じて、共通の趣味の外国人を見つけたり、地球の裏側に住んでいる外国人とでも友達になれるからです。外国人と知り合うことで、あなたの視野は広がり、見聞を広めることも期待出来るでしょう。
最後に
いかがでしたか?英語が出来ると、得るものは沢山ありますが、失うものは何もないと言い切れます。語学の学習には時間がかかりますが、まだまだ流暢には程遠い方、現在猛勉強中の方、下手だけどヤル気は満々の方に、モチベーション維持のために、この記事を是非役立てていただければ幸いです。
参考文献:
平成26年末現在における在留外国人数について
Internet Worlds Stats
written by: Olivia