私って「彼女」?「付き合って下さい」と告白しない外国人達

私って「彼女」?「付き合って下さい」と告白しない外国人達

デーティング期間と言う言葉を聞いたことがありますか?恋愛作法に、文化の違いは明らかに存在します。もし、あなたが、欧米人の男性とお付き合いを考えているなら、今からお話しすることは、知っていて絶対に損にはなりません。

 

デーティング期間は、お試し期間

主にアメリカでは、初めてデートをしてから、正式な彼女(彼氏)となるまでに、デーティング期間が存在します。所謂、お試し期間です。日本では、通常、まず数回のデートがあって、告白の後、御互いの合意の上、お付き合いの運びになりますよね。一方、アメリカでは、デートを重ねて、相手と価値観が合うか、彼女(彼氏)になるのに相応しい相手かを、デーティング期間中に見極めるのが主流です。

 

まさかの二股?でも、怒ってはいけない

この期間中は、中には複数の女性(男性)とデートする人もいます。実際に試してみないと分からないと言うことで、手を繋いだり、キスしたり、体の関係がある場合もあります。ある意味、合理的とも言えますね。すっかり自分が恋人だと思い込んでいたら、実は彼が他の女性ともデートしていたのが後から発覚して、『私は遊びだったの?』や『二股だったの?』と怒り狂うあなた。しかし、彼はあなたにこう言いいます。『今は、デーティング期間でしょ?僕たち、正式にお付き合いしていないよね?』彼の言うことは真っ当で、あなたには怒ることが出来ません。何故なら彼には、デーティング期間と言う免罪符があるから。残念ながら、彼とあなたの間には、温度差が。勝手に勘違いして、突っ走っていたのは、あなただけだったのですから。

 

この恋愛作法を印象付けるアメリカのテレビ番組で、『バチェラー/バチェラレット』があります。バチェラーは独身男性、バチェラレットは独身女性のことです。番組内で、一人の魅力的な独身男性(や女性)を巡って、25名の魅力的な応募者達が、あの手この手でアプローチを掛け、最終的に一人だけを婚約者として選びます。そこに行き着くまでの過程で、独身男性(や女性)は、一人一人とデートしたり、キスしたりして婚約者候補を選んで行きます。勿論、ある程度は、やらせと頭では理解しつつも、複数の異性とキスしたり、あれやこれやを公共の電波で流すのです。信じられない!と驚愕するでしょう。でも、アメリカにデーティング期間があることを考えると、決して倫理的にも問題がないのですね。第一、視聴者が見ていて不快だとなれば、とっくに番組は打ち切りになっている筈です(ちなみに、2002年から放送開始し、今でも続く長寿番組です)。

 

では、どうすればいいの?

あなたがデーティング期間をよく理解していれば、彼に他にデートしている女性がいたと分かっても、精神的ダメージは少ないかも知れません。でも、あなたが、その様に割り切って考えられないのならば、最初から自分を安売りしないのが得策でしょう。半年デートをしているのに、彼の恋人なのかよく分からないあなた。白黒はっきりさせたいのであれば、彼に聞いてみるのも手です。かつて国民的美少女と言われた女優の後藤久美子さんですら、事実婚のパートナーであるフランス人のF1レーサーのアレジに、「私はあなたのガールフレンドなの?」と尋ねたそうです。あんな絶世の美人ですら、はっきりしない状況にやきもきした時期があったのですから、一般人の我々なら心配になるのも、当然ですよね。

 

どうすれば、確定になるの?

彼が彼の家族や友達に、あなたを『恋人』と紹介したら、あなたは晴れて正式な彼の恋人確定です。彼にやましい気持ちがあったり、不誠実ではない限り、そこまで遠くない未来に彼の家族や友達に会う機会がある筈です。半年デートしているのに、彼の友達誰一人にも会わせて貰ったことがない場合は、流石に、ちょっと疑って掛かった方がいいかも知れません。若しくは、彼の友達に、あなたを単なる『友達』と紹介されたら、今後の身の振り方を考えるべきです。また、彼に「Will you be my girlfriend?」と尋ねられたら、言うまでもなく、あなたは彼の恋人と言うことになります。

 

デーティング期間と言うけれど・・・

全てのアメリカ人男性がデーティング期間を設けるかと言うと、必ずしもそうではありません。勿論、中には、ちょっとデートしてみるか、のようなノリで複数の女性とデートを楽しむ男性もいるのは否定出来ません。でも、もしあなたが他の女性とデートする必要もないぐらいに魅力的だったら、早い段階で本命になれることもあります。彼からしてみると、グズグズしていたら、他の男性に彼女を奪われる!と危機感を抱く筈。曖昧な状態のままダラダラ関係を続けていると、あたたは都合のいい女、または、体の関係のある『特別な友達』になるので、注意が必要です。

 

日本にいる外国人で気を付けたいこと

是非気を付けたいのは、大勢の内の一人の状態に甘んじないことです。欧米人に関わらず、男性は引く手数多だと、モテモテな状態に胡坐をかくのはよく耳にする話。特に、日本においては、特定の恋人のいない外国人の数<外国人の恋人が欲しい日本人の数です。数少ない外国人男性に、複数の日本人女性が群がって競い合う場合も考えられます。彼が複数の女性から猛烈なアプローチを受けていたら、なかなか一人に絞るのは難しい・・・いや、むしろモテ期を楽しんで、あえて一人に絞らない可能性があることも頭に入れておくべきです。もう一点注意したいのは、あなたは真剣にお付き合いしたいのに、最初から『僕はすぐに(半年後に、一年後に、など)帰国するから、それまでデートするだけならいいよ』などと言ってくる外国人男性は、あなたの貴重な時間の無駄ですので、避けるのが賢明です。

 

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