日本でもカップルの一大イベントになっている「バレンタインデー」。しかし、ブラジルにはそれがないんです。「え?情熱的な国なのにカップルのための日がないなんて!」と驚かれる方もいると思います。しかしブラジルには、バレンタインデーではなく「カップルの日」というものが、あるんですね。
では、いったいどんなことをする日なのでしょうか?早速見てみましょう。
「6月12 日」はカップルの日(Dia dos Namorados)
日本のバレンタインのように好きな人に告白したりする人が多い日ではなく、恋人同士のための日であり、その日にはお互いにプレゼントを贈り合います。バラの花や、写真を入れた写真立てを贈り合う恋人が多いです。他には相手の欲しいものを送ったりする人もいるようですね。
なんと、日本でも1988年に全国額縁連合会がこの日を制定していたようです。しかし認知度は低く、日本で行っている人はほとんどいないと思います。とてもロマンチックなこの日、日本人の恋人同士でも是非取り入れてみたいですね。
この日の由来
その昔、ポルトガル出身の「アントニオ」というカトリック教会の教会博士がいました。その聖アントニオはとても精力的な活動家で、色々な場所で布教活動をしていたそうです。しかしパドヴァという街近辺で病にかかり、1231年に30代半ばで亡くなってしまいました。
当時彼は縁結びの聖人としてブラジルの民衆に人気があったそうで、1952年にサンパウロ商業協会がその縁結びの聖人の命日の前日を恋人の日と定めたことによるそうです。
どんな風に過ごすの?
プレゼントを送りあった恋人同士はいつも以上に甘い時間を過ごします。レストランへ行ったりして日頃の感謝や愛を伝え合います。
その日の恋人がいるブラジルの人たちのインスタグラムやフェイスブックは、自分たちがどんなにいい関係であるかの写真が大量に上がります。
ブラジル人の彼氏・彼女ができたらぜひ6月12日も一緒にお祝いしましょう♪
外国人の彼氏彼女が出来た際に母国の記念日などを一緒に祝ってくれると、とても嬉しく感じてくれると思います。国の文化や相手を理解しようとしているということを示すこともできますね。6月12日は手にプレゼントを持って、普段言いにくいことも言葉にして、愛を確かめ合っちゃいましょう?
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written by:Olivia