長年、国際交流パーティーを主催していると、外国人の参加者と話をする機会がたくさんあります。
その中で、国際交流パーティーに参加した感想を聞くこともよくあります。
「日本に来たばかりで、ほとんど知り合いがいなったのに、国際交流パーティーでたくさんの友達ができて、毎日がとても楽しくなった!」
「国際交流パーティーで日本人と話すことで、日本語が上達した!」
「日本人以外にも色々な国の友達ができた!」
など、ほとんどが嬉しい内容なのですが、日本人参加者への愚痴もよく聞きます。
国際交流パーティーを楽しむためにも、外国人に嫌われる日本人の典型的な例をご紹介します。
「Can you teach me English?」英語を教えてくれますか?
「I want to practice my English.」英語の練習がしたいです。
「Can I talk to you in English?」英語で話をしていいですか?
初対面の外国人に、このように話しかけていませんか?
英語を勉強したいだけの目的で話しかけてくる日本人は外国人に嫌われます!
外国人は英語を教えるために、国際交流パーティーに参加しているのではありません。
彼らも普通にお酒を飲みながら会話を楽しんだり、新しい友達が欲しいからパーティーに参加しています。
パーティーを楽しんでいるのに、いきなり英語を教えてくれと言われると、けっして良い気分はしないですよね?
しかも、パーティーに参加している外国人には、普段、仕事で企業や学校で英会話教師をしている人もたくさんいます。
せっかく遊びに来たパーティーで、どうして英語を教えなければいけないのでしょう?
彼らは無料の英会話教師ではありません。
自分に興味を持って話しかけてきたのかと思ったら、実は自分ではなく英語を勉強したいという目的だったと気づいたらがっかりします。
相手も同じ人間です。
自分が英語を勉強したいからと言って、相手の心情を無視して自分の要求を押し付けるのは絶対NGです!
そもそも英語は単なるコミュニケーションのツールです。
英語ができるからといって外国人とうまくコミュニケーションが取れるかというとそうではありません。
そのような無神経なアプローチをする日本人は、英語の前に人とのコミュニケーションについて学ぶ必要があるのではないでしょうか?
反対に、コミュニケーション能力がある人は、英語ができなくても外国人と楽しくコミュニケーションが取れます。
英語が上手ではないけれど、外国人の友達をたくさん作っている日本人を多く見てきました。
英語が勉強したいあまりに、相手の気持ちを無視してコミュニケーションがうまくとれないなんて本末転倒ですね。。
そうならないように、相手の気持ちも考えられる余裕を持って、外国人と英語でコミュニケーションを楽しみましょう!